チョコ煮

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いろんな素材をチョコで煮ます

読了「完全版 ビッグツリー 自閉症の子、うつ病の妻を守り抜いて」

というわけで、友人から借りた本を今日読み終わった。

 

Amazonのレビューで、ビジネス書としても読めるという趣旨のものがあったが、私の場合、その記述が鼻について仕方がなかった。自らの家庭をあまり振り返らず、ただ会社で出世に邁進するサラリーマン……と書くと言いすぎだが、家庭を振り返る際は非常に表面的で、著者の楽観的な性格がマイナスに働いているように思えた。

が、そのような印象は後半に行くにつれてだんだん薄らぎ、自己分析・家族への愛情が深く描かれるようになる。

白眉は第10章「人は変われる」である。病気の妻に代わり、仕事と家庭生活を支える『悲劇のヒーロー』という吐露から始まる自己の深層にあった心理、家族に対する深い愛情の告白は、楽観的で表面的という、私が持っていた印象を完全に打ち砕いてくれた。

とりあえず、合わないなと思っても最後まで読んでみて損はないと思う。少なくとも私はそうだった。

「お節介」と自身を揶揄する著者だが、これからも大いにやいていただきたい。

 

完全版 ビッグツリー~自閉症の子、うつ病の妻を守り抜いて~

完全版 ビッグツリー~自閉症の子、うつ病の妻を守り抜いて~