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チョコ煮

いろんな素材をチョコで煮ます

読了:「作業療法はおもしろい」

日常 日常-読書

というわけで、某氏から勧められた本のトリを飾ります。

作業療法はおもしろい―あるパイオニアOTのオリジナルな半生

作業療法はおもしろい―あるパイオニアOTのオリジナルな半生

 

 この本は鎌倉矩子(かまくら のりこ)さんと関係した人々へのインタビューから書き上げた、鎌倉さんの半生を書いたもの。(私も筆者にならって「さん」付けで呼びます)

 

鎌倉さんの仕事を一言にするなら、日本の作業療法士(以下、「作業療法」・「作業療法士」をOTと略記)のパイオニアで、学術団体や大学・大学院教育をこさえた方。また、研究・臨床にも卓越しているという、OT業界では有名な方みたい。

 

本書のスタイルとしては、鎌倉さんの履歴をメインに、その時々でスポットの当たる関係者のインタビューをはさんでいる。聞き手である筆者はOTが専門というわけではないが、押さえるべきところは押さえているようにみえる。

 

鎌倉さんの半生は他の人の3倍くらい密度の濃いもので、教育や臨床をやりながら学会の立ち上げの中心となったりと、とてもパワフル。

 

そういった経歴もすごいけど、チャーミングで飾らないところ、自分が「面白い」と思うことに真っ直ぐ突き進むところといった人柄の面でも好感の持てる方。

 

OTについて知らない人でもある程度は説明してくれます(というか、筆者が読者目線ですので)。一人の人間の物語としても非常に面白い一冊です。おすすめ。