チョコ煮

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いろんな素材をチョコで煮ます

「シゾフレ~2つの視点から~」 第3回 (全9回)

今回の目次はこちら。

【第3回】

1.私のケースレポート:高校時代
2.(1.の頃には特になかったので割愛)
3.本の紹介:「マンガでわかる!統合失調症
4.コラム:4つの病期
5.素朴な疑問:「錐体外路症状」という言葉はおかしい?

 

1.高校時代


中学生時代、ろくに受験勉強もしなかったため、第一志望の私立高は落ちたが、1つ受かった私立の男子校に進んだ。
当時は規則にがんじがらめだし、訳の分からない行事がやたらと多いし、当時はあまり良い印象を持たなかったが、今思うと非常に幸せな3年間だった。
幸せすぎて何も書くことがない。
部活には特に所属せず、のんきに放課後カラオケに行ったりファミレスに行ったりして遊んでた記憶がある。

高校2年から予備校に通った。高校も高2で3年分のカリキュラムを全て終え、高3からは高校、予備校ともに受験対策に明け暮れた。
で、大学受験に望んだわけだが、当時何を考えてたのかはっきりいって思い出せないのだが、本命の大学しか受けなかった。とはいえ、国立大学なので前期日程と後期日程があるんでなんとかなるだろうと思っていたら、両方落ちた。それで高校は卒業して一浪するわけだが、それは次の話。


2.(割愛)

3.「マンガでわかる!統合失調症

 

マンガでわかる!統合失調症

マンガでわかる!統合失調症

 

 
前回の「統合失調症のひろば」の第6号で、探偵業と統合失調症患者とのつながりが意外だと書きましたが、このマンガを読んですぐのコラムでしっかり書かれておりました。私が不勉強なだけでした。すみません。

この漫画のメインストーリーは「こころ」という名前の女性が統合失調症にかかり、「こころ」の両親とともに紆余曲折を経て次第に病気とうまく付き合えるようになっていく、というものです。

そこに作者の中村ユキさん(以下、中村さん)が補足的な事柄や、様々な解説を案内するナビゲーターとして、また、お母さんを患者に持つという実体験をもとにしたよもやま話を語るという形式です。

マンガ+文章での解説ということでさじ加減が難しそうですが、私は読んでいてどちらもバランスが取れていると思いました。

流れとしては「こころ」の治療が進んで行く過程でちょいちょい文章で薬や社会資源、果ては中村さんの実体験マンガなどが加わり、再び「こころ」の物語を読む。と言った具合です。

文章での解説にも中村さんの挿絵が入っていたりして、少しでも読みやすくするという工夫を感じさせます。

ただ、人によっては解説をやや詰め込みすぎていると感じる方もいるかもしれません。

休息期(消耗期)の当事者が読むのはキツいかもしれませんが、身近に統合失調症となった方がいる、という方には非常におススメします。


4.コラム:4つの病期


4つの病期ということで、統合失調症の典型的な転帰をそのような時期ごとに分けることができます。
4つというのは、前兆期、急性期、休息期(消耗期)、回復期の4つです。
下図にグラフを書きました。縦軸は症状の強さや活動の度合い、横軸は時間ですが、どのくらいの時間で経過をたどるかは個人差が相当あり、回復期に達するまでは月~年単位かかる方もいらっしゃいます。

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前兆期:疲れを感じたり、不眠がちだったり、逆にテンションが上がり過ぎたり、といった感じを覚える方が多いかもしれません。
急性期:幻覚や妄想にとらわれてしまい、普段と異なる行動を起こす方が多いです。
休息期(消耗期):一日中寝て過ごしたり、何をするにも億劫だったりします。
回復期:休息期から徐々に調子が上向いていきます。病前と変わらないレベルになる方、そうでなくてもある程度回復する方、様々です。


5.素朴な疑問:「錐体外路症状」という言葉はおかしい?


大学時代、持ち回りでテストを作って出題していた時の話。
私が抗精神病薬の担当で問題を作った時、とある方から、錐体外路症状ってよくいうけど、あまり使わない方がいい、というような意見をもらった。
で、とりあえずWikipediaで軽く調べてみると、

錐体外路」について

錐体路が解剖学的な実体であるのに対して、錐体外路」という神経路は解剖学的には実在しない。このことから、今日では医学臨床上の「錐体外路性疾患」という表現を除き、錐体外路という用語は不適切であるとして使用頻度が減りつつある。このような問題が生じたのは、錐体路に対立するものとして、大脳基底核から脊髄へ下行性の投射(つまり錐体外路)があると、以前考えられていた名残である。実際の「錐体外路性疾患」は大脳基底核の病変によって引き起こされるものであっても、大脳基底核からの出力の多くは大脳新皮質運動野を介して出力されることに留意するべきである。

Wikipedia 「運動系」2015/10/3 引用)

 とある。
確かに使うべき用語ではない、というのはわかったのだが、
実際のところ使用頻度が減ったとはそれほど思えないんですが……。
他に言い換える言葉とか聞いたことがないんですが、何方か教えていただけませんか?

 

 

というわけで、また次回。ご覧頂きありがとうございました。