チョコ煮

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チョコ煮

いろんな素材をチョコで煮ます

弁当当番

私が勤めている会社は結構アナクロで、「庶務の女性」というポジションが未だに残っている。

その役割を担ってた方が産休に入ると、当時在籍歴の一番短かった(要するに一番下っ端だった)私がお弁当の注文をやるようになった。

で、まあ一番下っ端だからという気持ちと他にやる人がいなかったので、皆が食べ終わった弁当箱を回収する場所まで持っていく作業も行っていた。

特にそれが嫌だったわけでもなく、いつしか習慣としてそれが定着していった。

年末の引っ越しで大所帯になってから、弁当の注文は総務の担当者が一括して引き受けることとなったが、それを自分たちの部所まで持っていく(といっても同じ部屋内だが)のと片付ける仕事は残ったり追加されたりした。

 

という経緯があるのだが、最近支援の方の職場訪問があり、意図したわけではないが、明らかに「私は障害者枠です」と触れ回っているような感じになってしまった。

で、たまたま昨日ちょっと体調がよろしくなくて1日休みをもらって今日復帰していつものように弁当を運ぼうとしたら、年は下だけど数年先輩のAさんがなぜか真っ先にお弁当を取りに行っている。

食べ終わったので片付けに弁当箱を持って行こうとしたら、今度は年齢は私より10歳以上は年上の派遣社員のBさんが持って行こうとする。

いや、さすがに申し訳なくて、私が持って行きますよと言ったとき、Bさんからこう言われた。

 

「それってあなたの仕事なんですか?」

 

そこで私はなぜか少なからず動揺し、その間にBさんがお弁当箱を片付けてくれた。

 

正直Bさんの言葉はけっこう堪えた。でもなんで堪えたのかいまいち自分でもよく分からない。

分からないが、自分なりに考えてみたところ、次のような話が浮かび上がってくる。

 

  1. 弁当当番は下っ端か、失礼ながら庶務の女性の仕事だという偏見を持ってた
  2. 一方、弁当当番をこなすことで仕事してる感が少なからず得られて貢献したような気持ちになる
  3. 仕事を取られたような気がして所在ない気持ちになる
  4. 何だか周囲に気を使わせているような気がしてならない。それが申し訳ない
  5. そもそも弁当当番を自分がやることになったのはナアナアな暗黙の了解めいたところがあり、誰からやれと言われたわけではない
  6. かといってBさんは派遣社員として当社に来ている身分である。たしかに我々が食べる際、一緒に注文するが、そもそも弁当当番から最も遠いところにいる人だと私は思っていた
  7. 上のような考えは派遣社員の方に対する私の偏見にすぎないかもしれない。ある意味自分は派遣社員の方を差別していたのではないか、今回のことでそれが思いがけず表に出たのではないか。自分は知ってか知らずか立場に序列をつけていたのか。

 

Bさんがなぜ弁当の片付けをかって出たのか。休みの間に何かあったのか。あるいは何もなかったのか、私の方から尋ねるわけにもいかない。単にBさんが親切心で運んでくれたのかもしれない。

 

正直考え過ぎだと思う。こうして書きだすと若干被害的になっているようにも見える。

が、明日も弁当当番はやってくる。明日どうなるかとりあえず様子を見ることとしよう。