「シゾフレ~2つの視点から~」 第5回 (全❓回)
ちょっと大学時代に書くことが多すぎて、大幅に容量アップしてしまいそうです。
【第5回】
1.私のケースレポート:浪人生以上大学生未満(サークル小話)
2.本の紹介:「ストール精神科治療薬処方ガイド 第?版」(まだ出てません)
3.コラム:体液組成(細胞内外の非対称性)
4.(素朴な疑問:今回はパス)
1.私のケースレポート:浪人生以上大学生未満(サークル小話)
予備校で一浪した結果、2度目のチャンスで何とか志望校に入ることができた。
これで終わりのない浪人生活からおさらばできる、と発表会場で心のなかでガッツポーズを決めつつ、大学生活に夢を馳せていた。
……のだが、暗雲は新学期が始まる前すでに立ち込めていた。
入学手続きと同時にサークルの勧誘があり、中学生のときあまりいい思いをしなかった体育会系はスルーして、テニサーもどうせ男子はふるい落としがあるので、現代の言葉で言うところの「リア充爆発しろ」と思いながらこれもスルー。
とりあえず客引きの人が大人しそうで、文化系の香り漂う感じで、場所もちょっとした座敷のようなスペースを使っていて好感触だったので、この文化系サークルをキープ。
あと、椎名林檎のコピーがやたら上手くてカッコ良かったので、その音楽系サークルもキープ。
という具合にとりあえず2つくらいあればよいのではないかと思って様子を見ることにした。
しかし、文化系サークルに2回目に行った時はなにやらセミナー室の一室を借り、哲学っぽいことを述べ合っている。大学生という多感な時期に悩みはつきものだ。そういうことに対して随分前向きに語るんだな、とその程度に受け止めていた。
だが、3回目にとある宗教家の教えを全面に出してきた時、
(゚Д゚;)ヤベー
と思わざるを得なかった。
いや、宗教が悪いとは言わないけれど、だったら最初に勧誘する時からそういう趣旨を述べればいいじゃないですか。
なんで隠すんですか。怪しすぎますよ。本当に。
大学のサークルの辞め方なんて知らなかったので、自分で「退会届」っぽい書類を作り、4回目に誘われていたビルの2階の一室の前で
出迎えてくれた人にそれを渡し、しどろもどろでその場を後にした。
こうして新学期が始まる前にサークル(の1つ)を辞めるという珍妙な経験をした。
こういう体験をすると、何となく人間不信になってしまうが、まだ正常の範囲内ではないかと思う。
2.本の紹介「ストール精神科治療薬処方ガイド 第?版」(まだ出てません)
順当に行けば来年頭くらいには出そうな新刊。現在の第2版は
Stahl's Essential Psychopharmacology The Prescriber’s Guide 3rd Edition
を訳したもので、2011年発売の本である。ちょっと古い印象を受ける。
ちなみに洋書のほうは第5版が去年発売されている。ついでに言うとKindle版もあるのだが、Kindle版は紙版の再現に難があるようで、ペーパーバック版にやや劣る評判のようだ。
ただ、薬理は人種差とか認可されている薬の違いとかローカルな要素が結構あるので、私は日本語訳が出るまで待とうかと思います。
3.コラム:体液組成(細胞内外の非対称性)
細胞の中と外。どちらも液体で満たされているが、その成分が多少違う。
一番大きな違いといえば、細胞外液にはナトリウムイオンが多く、カリウムイオンが少ない。
逆に細胞内液にはナトリウムイオンが少なく、カリウムイオンが多い。
ついでに言えば、細胞内液にカルシウムイオンはほとんどなく、細胞外液にカルシウムイオンが多く存在する。
だから何?と思うかもしれないが、とりあえず上の知識を頭にたたき込んでいただかないと、神経で電気信号が伝わる仕組みを説明できないので、無味乾燥ではありますが、覚えてほしい。
4.素朴な疑問
今回はパス。
以上、駄文失礼。