交換前にデータを取り出したいけどHDDを認識しない件
注:久々のPC話ですが、ちょっと特殊な環境下でのトラブルなので、特にTIPSなどのタグはつけません。
タイトルの件ですが、PCが起動しなくなったので、せめてデータパーティションから必要なデータを抜き出せないかという依頼が社内からありました。
故障機は3、4年前に導入したメーカー製デスクトップPC(仮にAとしましょうか)。
とりあえず別PCにつないでアクセスできるか見てみようということで、SATA-USB変換ケーブルを通して自分のデスクトップPC(B)につないだんですが、全く反応がない。
これはだめかもしれんね……。と思い、ダメ元で上司のノートPC(C)につながせてもらったところ、なぜか普通に認識し、データも読み取れる状態になりました。
そこで再び自分のデスクトップPCで試してみるけれど、やはり反応がない。
さっき上司のPCで読み取れたのは散り際の輝きだったのだろうか?
依頼主には代替PCを用意してもらってたので、そのPCでデータ抜出ができれば依頼主的にもよろしいだろうと思い、代替PC(D)につないでみたが、こちらもアウト。反応がない。
そこで遊休状態だった別のデスクトップPC(E)につなぐと、ちゃんと認識するんですよね。
ここまでの話を整理すると、HDDを認識できたのは、上司のCと遊休のE。
認識できなかったのは、故障機A、自PCのB、代替PCのD。
ちなみにすべてWindows7 SP1 32bitOSです。
何が原因なのか、ちょっと途方にくれましたが、「デバイスマネージャー」で確認してみることにすると、実はBでもドライバレベルでは認識していることが判明。
上司の指示で「コンピュータの管理」でチェックしてみると、ドライブレターの振られていないボリュームがあり、「オフライン」と書いてある。
なんだこれ、と思いつつ、調べてみると、どうやらBの自PCとディスクの署名が同じなのでオンラインにすることができないという結果になりました。
ネタばらしをすると、認識できなかった3台のPCはすべて同じモデルで、キッティングのマスタに同じイメージを使用していたため、ディスクの署名がかぶってたため、オフラインになっていたというのが真相です。
結局、遊休PCからネットワーク経由で、代替PCに作った共有フォルダに必要なデータを転送することで事なきを得ました。
これはちょっと個人使用ではありえないシチュエーションなので想定外でした。
もっと勉強せねばならんですね。