家財非重視で家財保険に入ってみた
私は賃貸のアパート暮らしですが、入居時に抱き合わせで保険に入ることがたまたまありませんでした。
しかし、何の保証もないのはいかがなものかとは思っていたので、入る時期をうかがってました。
5月の中旬くらいに代理店に話を持ちかけ、いろいろ検討した結果、この間契約を交わしたわけです。
そもそも家財保険ってなんだよ、という方も多いと思われるので書きますが、火災・風水災・突発的な事故などで自分のパソコンとか冷蔵庫とか、あるいは衣類とか家具とかを失った場合に保証してくれる保険です。
ようするに災害や事故から自分の財産を守るための保険です(現金とかは対象外なんですけどね)。
一方で、賃貸物件入居時に入っておきたい保険として、借家人賠償責任(しゃっかにんばいしょうせきにん)があります。
これは何かといえば、自分が火災などを引き起こした結果、借りている部屋や家を損なってしまった場合に、大家さん(つまり借家人)に対する賠償をサポートしてくれる保険です。
ようするに大家さんに対する賠償のための保険です。
さて、家財保険と借家人賠償責任(保険)だったら、どっちをメインに据えますか?
私は借家人賠償責任を重めに見積もっておいた方がよいと思いました。
なぜって?
自分の持ち物の買い直しと他人への損害賠償ならどっちがお金かかりますか、という話です。
しかし、保険を決めるにあたって調べた限りでは、ほとんどの保険は家財保険であり、借家人賠償責任は特約というかたちで提供される場合が多かったです。
ついでに言うと、私はとくに自賠責保険に入ってなかったので、個人賠償責任もつけようと探しましたが、これも特約扱いのところが多いです。
気をつけないといけない点は、「家財」としていくらで見積もられているかということです。
独身世帯の家財の平均は、だいたい300万円程度だそうですが、はたしてそんなに高いものなのでしょうか。
骨董品とか楽器とか着物とか貴金属をたくさん持っていたり、あるいはコレクターとして収集物があったり、というなら話は別です。
しかし、我が家の高いものといえばデスクトップパソコンくらいで、しかももはや型落ち品です。残りの家具類をひっくるめても100万円行くか怪しいところです。
当然ながら、家財の見積もりによって保険料が大幅に違ってきます。
私の場合は主契約である家財は最低限にして、特約である借家人賠償責任・個人賠償責任をてんこ盛りにしてみました。
結果としては「家財保険」と別物と言える内容になりましたが、私としては満足です。
保険料も当初の価格よりけっこう安くなりました。
こうした取捨選択の余地なく、不動産屋や代理店のすすめるに任せてしまいがちかもしれませんが、上に書いたようなことを考慮して見直してみるという手もありますよ、っていうことで。